この記事では、46歳から看護師を目指す私が、看護学校受験をするにあたり、どのような下調べをしたかを書いています。
看護専門学校の下調べを始めた時期
私がはじめて看護学校の下調べを始めた時期は6月です。
社会人入試は早い所で9月、一般入試は早い所で11月頃なので、比較的余裕があった方だと思います。
学校見学やオープンキャンパスは、早ければ年明けの2月頃から開催されている学校もあり、私は6月から学校の下調べを始めてから、6校の学校説明会やオープンキャンパスに参加できました。
そのため、あまり焦ることはないと思いますが、早い段階で看護学校に入ることを目標に定めているならば、どんどん学校の下調べ・見学・説明会に参加していくと良いでしょう。
看護学校選びで一番気にしたこと
私が看護学校選びで一番気にしたことは、学費です。
続いて以下の通りです。
- 学費
- 試験科目
- 家からの距離
- 学校の雰囲気
- 学校の口コミ
年齢が46歳ということもあり、看護師資格を取得できれば良いと思っていたので、カリキュラムの内容は重視しませんでした。
私は各学校の学費、願書受付期間、試験日程、合否発表日、受験科目、学校までの通学時間などを、1冊のノートにまとめて、どの学校を受験するか絞っていきました。
願書受付期間、受験日など重なったら大変ですし、試験対策もしなくてはいけないので、ノートにまとめることをおすすめします。
私は7校書き出し、その内6校に願書を送付し、5校受験しました。
1.学費
学費はピンキリと言っていいでしょう。
私は3年課程の看護専門学校を志したため、4年制の大学は含めていませんが、大体100~300万円程と幅があります。
おおよそでお話すると、公立は100万強万弱、私立は300万といったところでしょうか。
学校によっては専門実践教育訓練給付指定講座に指定されている学校もあります。
その場合、国から最大で受験費用の70%が給付されますので、この制度を利用するならば、その学校に絞って探すのもありです。
私の場合は、以前パソコンスクールに通った時にその制度を利用しており、その後、2年未満しか正社員として働いていなかったため、この制度は受けられませんでした。
ですので、とことん学費が安い学校を探す必要がありました。
教育給付金制度については、厚生労働省のホームページまたは最寄りのハローワークで確認してみるのがおすすめです。
2.試験科目
試験科目は、学校により異なりますので、各々で確認しましょう。
下記は私の例を挙げますので参考になさってください。
試験科目 | |
社会人入試A | 1次試験:小論文 2次試験:面接 |
社会人入試B | 1次試験:現代文 2次試験:面接 |
社会人入試C | 作文、現代文、面接(全て同日) |
AO入試 | エントリーシート、筆記試験(文章を読んで自分の考えをまとめる)、面接(エントリーシート以外は同日) |
一般入試 | 文章の作成、国語総合、数学Ⅰ、面接(全て同日) |
社会人入試、AO入試の時期が10月~11月だったため、小論文の練習と、現代文、漢字の練習に注力していましたが、結局、立て続けに社会人入試とAO入試に落ちてしまったため、数学Ⅰの勉強もしなくてはならなくなりました。
試験対策も大変なのですが、私はエントリーシート(願書)にも苦戦しました。
なぜなら、「看護師を目指す理由」「達成感があったこと」「どのような分野に力を入れてきたか」のようなお題でそれぞれ400字程度で文章を作成したり、2000字近くの文章を書いたり、学校のアドミッションポリシーについてどう考えるかなど、各学校により違いがあり、その都度考え文章にして添削してもらい…、となかなか時間のかかる作業でした。
加えて私は転職回数が多いことから、職歴欄には書ききれないため別紙に長々と記入したり…と腱鞘炎になるのではないかと思ったくらいです。(関係あるか分かりませんが肩関節周囲炎(いわゆる40肩)にはなりました。)
試験対策は、面接対策も含めて、できるだけ早めにしておくことをおすすめします。
3.家からの距離
通学は毎日のことになるので、近ければ近いほど良いです。
私は、引っ越しの予定もあったので、県をまたいで学校を探しました。
公立や病院協会が設立した看護学校の場合、その県内や市内で看護師として従事することが求められているので(強制ではないですが)将来的なビジョンも見据えて学校選びはした方が良いと思います。
46歳の私の場合、受かればどこでも良いという感じでしたが、最終的に合格したのは、家から約1時間30分とかなり遠いのですが、引っ越し先からは30分以内という恵まれた環境の学校に通えることになりました。
4.学校の雰囲気
オープンキャンパスや学校説明会で学校の雰囲気がわかります。気になる学校には必ず参加した方が良いでしょう。
設備が新しく、光が多く差し込み広々としている学校もあれば、年季が入った古い学校もあります。
教員の雰囲気も学校によって異なるので、良く見ておくことをおすすめします。
私の経験上、「教員が残念…」と思った学校がありました。
それは、看護師国家試験の合格率が下がったことの説明のとき。
教員は、学習に真面目に取り組まなかった学生を責めるような言葉を使っていたことや、言い方は悪いですが、ヘラヘラ笑うような感じで話をしていたので、「大丈夫かな?」と思いました。
帰りの電車で口コミを見ていると、やはり評価はかなり悪く、学生と思われる方々が教員について不満を抱いているようでした。
5.学校の口コミ
3年間の学生生活をより良いものにするためにも、学校の口コミはある程度は参考にすると良いと思います。
私は、選ぶ権利がない46歳なので、受かればどこでも行きましたが、口コミの評価が低い学校も結局は社会人入試で落ちてしまったので、結果オーライです。(そんな学校に落とされたことは悔しいですが)
また、口コミの中で学校の教員に対して否定的な意見があっても、それと反対に「看護師資格を取るためにしっかり学ぶには良い」と書いている人もいたので、そのような口コミも参考にしながら学校見学に行って、自分で確かめてみることが大切です。